地震対策を行うにはハード面とソフト面から考えるとベスト

最終更新日 2024年4月25日 by taktlo

■地震対策とした住まいの状況を確認する

日本国内は世界的に見ても大地震が多発する地域として知られています。

かなりの古い時代から発生していることは分かっていますが、特に近年では震度5強から震度7の地震が起きている状態にあり、国によって対策を行うことの他、国民も個人で対策を行うことも目立つようになりました。

この点については沢山のことを考えることができ、所有している戸建て住宅の場合、古い物件では改めて耐震診断を行うことも重要とされています。

ハード面での対策になりますが、既に築年数が30年以上も経過している住宅は、当時の耐震基準を満たしていたとしても、度重なる自然被害により、本来の耐久性を維持できていないケースも多々あります。

耐震診断を主業としている企業が存在していて、診断結果次第では補強するためのノウハウと技術を有していることもあるので、診断後に震度7でも対応できる住宅にリフォームすることでハード面の安心を保つことはできます。

これから新しく住宅を購入したり、注文住宅で建てる際には、当然ながら地盤調査を行い、耐震性が十分に満たされていることを確認することは当然のことではないでしょうか。

実際に最新技術を用いている住宅では、基礎を強化している他に、壁の内部に地震対策用の金具を用いていること、木造住宅であれば各資材の接合部分が揺れによって外れてしまうことが無いように、高機能で丈夫な金具を取り付けていることも珍しいことではありません。

戸建て住宅の構造は木造とRCに大きく分けることができますが、どちらも地盤を強化した上で各ハウスメーカーが提供している独自の耐震技術を用いていることを優先的にチェックすることは今では当然のことです。

アパートやマンション、商業施設や公共の施設でも、耐震対策が順次行われており、多くの方が目にすることができるものでは、学校などの建物に対して、外壁の外側から金属製の筋交いのような補強を入れていることが挙げられます。

最大限に強化をすることで、大地震が発生してもハード面は問題なく済ませられる可能性はありますが、持ち家の場合は合わせて保険に加入をすることも大切かもしれません。

■地震が起こった時に困るインフラ面での対策

古くなった住宅にお住まいの方は、不安に感じてしまうことも多々あると推測できますが、現在では優れた資材や技術が提供されているので、リフォームを行って精神上安心を得ることは生活する上でもストレスを軽減できます。

理想とされる家造りを考えた場合、地盤は問題ないという前提では、住宅の部分に注目することになります。

壁厚が十分にあったり、窓のサッシが強化されていたり、見えない壁の内側に上下左右全ての方向の揺れを吸収できる機材が入っていること、屋根材が軽量素材で尚且つ頑丈に作られていることなども基本ではないでしょうか。

ソフト面を考えることも大切なことです。

万が一に大地震が発生してしまった際には、ハード面は無事であっても、周囲やインフラ面を含めて全てが復旧するまでに一定の期間が掛かることも珍しくありません。

この対策には最も簡単なことはホームセンターなどで販売されている緊急時用のパックを購入することです。

懐中電灯や軍手、ラジオやヘルメット、最低限必要な水や食料などがパックとして販売されており、充実したアイテムを事前に揃えることも一つの方法です。

電気の供給がストップしたり、ガスがストップしたり、水道がストップすることも頻繁に起きてしまうものです。

電気の場合は蓄電池の他、太陽光発電を搭載している住宅では問題がありません。

ガスの場合、プロパンは利用可能な事例が多数ありますが、都市ガスの場合は止まるケースが目立ちます。

この対策にはカセットコンロがあれば安心です。

■情報の確保にも携帯充電にも役立つ充電式ラジオを準備したい

水道は止まってしまうとなかなか対応が難しいと判断できますが、心配であれば沢山のペットボトルの水を購入しておくとひとまずは安心できます。

全国各地で多発している事例を見ると、数日間で給水車が到着したり、炊き出しなども行われています。

しかし、ソフト面を自ら充実させることは決して間違いではないので、せめて家族の分だけでも確保しておくことも良い方法です。

携帯電話を使うことが普通になっていて、災害時でも利用者は沢山存在しています。

しかし、実際に起きてしまった大地震の中には、その被害によって携帯電話そのものが通信できない状態に陥ってしまうことがあります。

こうなると情報を確保することが難しい状態になるので、役立つものは携帯タイプのラジオを挙げることができます。

コンパクト型の場合は単3電池を数本入れて利用可能な機種が多いのですが、電池切れを起こしてしまうという可能性も否定できません。

このケースでは充電式ラジオを持っていると問題を全てクリアできます。

手回しタイプの充電式ラジオというものが販売されていて、機種によってはUSBのポートなどを付属させていて、携帯電話を含む小型機器の充電元としての活用法、更に懐中電灯の機能付きのラジオまで存在しています。