保育士の仕事となり方

最終更新日 2024年4月25日 by taktlo

保育園

保育士の仕事内容やなるための方法

保育士の仕事は、保育所や児童福祉施設で主に0〜6歳までの子どもを預かったり保育する仕事になります。

子どもの心身の保護をすると同時に、遊んだり会話するなどのコミュニケーションを通して、考える力や感性を育てていくという役割もあります。

また、保育所や保育園で働くイメージの強い職業ですが、他にも活躍の場が多い資格でもあります。

乳児院は保護者などがいなかったり、保護者が病気や死別などで子どもを育てていくことが難しいなどの理由で2歳未満の乳児を育てていく施設である乳児院、乳児以外の18歳までの児童が入所している児童養護施設は保護者がいないだけではなく虐待を受けた児童なども受け入れているため心に傷を負った子どもの対応をすることになります。

障害者施設の仕事もあります。

知的障害児通所施設は計算や読み書きなどの知的行動に障害がある児童が自宅から通う施設ですが、この施設は乳幼児の利用が多く仕事内容も保育園と同じですが、利用者の障害に合わせて対応していきます。

情緒障害児短期療養所は、引きこもりや不登校、摂食障害などのある18歳までの児童が利用します。

情緒不安定な児童が入所しますが、学校に通えないほどの障害があるときに職員と一緒に施設で勉強します。

保育士は児童の生活指導を行い、規則正しい生活ができるようにしていくことが求められます。

病院に入院している子どもを保育する病連保育士という仕事もある

また、病院に入院している子どもを保育する病連保育士という仕事もあります。

排泄や食事、遊びや着替えなどの援助をすることもありますが、基本的には保億円の仕事と同じです。

この職業は、保育所や保育園だけではなく様々な場所で活躍することができます。

保育士になるためには、国家資格を取る必要があります。

資格を取得するには2種類の方法があり、大学、短大、専門学校などの養成課程で課程を修了するか、保育士試験に合格することによって資格を得られます。

養成課程は2年制の短大と4年制の大学などがあり、どちらでも資格を取得することが可能です。

ただし、社会に出た時に4年制大学の方が若干給料が高く設定される傾向があるほか、小学校教諭免許なども取ることができるようになります。

試験の場合は養成所を卒業していなくても受験することができ、社会人を経験してから受験するという方法も可能となっています。

しかし試験の難易度は高く、合格率は10%前後となっており簡単な試験ではないということを覚悟して試験に臨む必要があります。

将来的にこの職業のことを視野に入れているという場合には、養成学校に入学して知識を得る方が確実に資格を取得することができます。

子どもの安全管理を行いながら、基本的生活習慣を教えるのが一般的な仕事

この仕事は子どもの安全管理を行いながら、基本的生活習慣を教えるのが一般的な仕事となっています。

子どもの成長できるように指導をしたり、援助をしていきます。

基本的生活習慣とは食事や排泄、着替えなど日常生活で行うことを指します。

保護者の代わりとなって保育をしていきますが、夜間保育を行っている施設では入浴をさせたり夕食を食べさせるなどの仕事も行います、そのため仕事量も増加しているということを覚悟して就職する必要があります。

また、0歳から1歳3ヶ月までの子ども3人につき1人、4歳以上の子ども30人につき1人側についていなければならないと法律で決まっています。

子どもの年齢によって指導の仕方や遊び方、叱り方は変化していきますが、子どもにもそれぞれ個性があり、叱り方などは子どもの個性にあった対応をしていくことが必要です。

子どもの健康管理も大事な仕事

子どもの健康管理も仕事に含まれます。

子どもは体調の変化が激しく、登園してから体調が悪くなってしまうケースもよくあります。

そのため登園前と後の様子をしっかり把握しておくことが求められます。

様子が違うと感じたら保護者に連絡をする必要があり、子どもが安全に生活できるように施設全体を清潔に保って危険がないようにするのも重要となります。

現在は保育園や保育所が一般的な就職先となっていますが、近年では他にも児童館や託児所、養護教室、学童保育所のほか、デパートなどの託児施設などでも子供安心して預けたいという人が増えているためこの資格を持つ人のニーズが高まっています。

働く女性が増えてきているため、企業内保育施設も増えてきており、そこに就職するというケースもあります。

その他の働き方としては、自宅で少人数を預かったり、ベビーシッターを掛け持ちするなどの働き方も可能です。

少子化は進んでいますが、都市部を中心に子どもを安全に預けたいというニーズは高くなっており需要は高い職業です。

条件を選ばなければ就職先には困ることがないとも言えます。

この仕事に就きたい場合、子どもが好きというのがとても重要です。

子どもの様子を見ながら一緒に楽しんだり悲しんりする感受性が必要となってきます。

また、何人もの子どもを相手にするのは体力を必要とします。

待遇は決していいとは言えない仕事のため、子どもが好きでなければ長く続けていくことは難しいのが現状です。